投資競馬をしていると、「オッズの歪み」という言葉を聞くことがあります。
これは、「目に見えない期待値や馬券の種類から生まれるズレ」のことです。
では、どのような時にオッズの歪みが生まれるのかというと、以下のような例が挙げられます。

一つ目は、「大手メディアによる人気馬の過剰評価」。
競馬のオッズというのは、「どのくらい特定の馬がいるか」「どんな馬券が購入されるか」などによって決まります。
しかし、オッズは人気と連動しているとは限りません。
多くの競馬ファンは、競馬雑誌や競馬番組など大手メディアの解説者の意見を参考にしていると思いますが、そういった人たちの予想や解説は100%当たるわけではありません。
しかし、大手メディアの影響力はかなりの物があるので、人気の馬が取り上げられると、さらに人気が上がり、過剰評価による歪みが生じます。

二つ目は、「馬券種の多様化および組み合わせ」。
馬券の種類は、1999年にワイド、2002年に3連複、2004年に3連単が導入され、多様化しました。
一回当てれば高い配当が貰える3連複や3連単は、組み合合わせ次第で実際の的中率よりもオッズが上昇します。
単勝の場合、最大出走頭数分の18種類の馬券が偏りなく買われるので、人気馬と不人気馬の購入割合の差はあまり出ません。
しかし、3連複だと18頭立てで856通りの組み合わせ、3連単だと4,896通りの組み合わせができ、オッズが極端に偏ってしまいがちです。
これにより、歪みが生じることになります。

三つ目は、「的中率とオッズのバランス」。
実例を挙げてみると、2017年4月1日の2回阪神3日1R3歳未勝利では、単勝オッズ5.2の2番人気馬が勝ちました。
まず、18頭が出走するレースとすると、複勝の的中率は6分の1となり、単勝の的中率は18分の1となるので、単勝は複勝の3倍当てることが難しいということになります。
上記のレースでは、本来の複勝オッズは1.8倍前後が適正レベルなのですが、実際の配当金は460円でした。
締め切り時点での当該馬の複勝オッズは1.2~4.8だったのですが、一番人気の馬が馬券圏内から外れたことで、複勝オッズが限界ギリギリまで上がりました。
複勝は3着以内に入れば当たったことになるため、他の馬のオッズにも影響を受けます。
複勝オッズは単勝の3倍当てやすいので、このレースにおいては複勝を選んだほうがよかったということです。
このように、的中率とオッズのバランスから歪みが生じることもあります。